2009年10月8日木曜日

レンダリング設定ごとのサンプル画像 - 3

2回目からの続きです。残りのdistributed pathとigiです。

まずはINTEGRATOR: distributedpathから
distributedpathの設定はデフォルトのままです。






samples:64 (16m40s)
samples:128 (42m42s)
samples:256 (1h13m32s)

時間がかかる割にはそれほど目をひく結果ではない感じ。
公式ドキュメントによると「パラメータが多いため適切な設定をするのは難しいかもしれない」
とのことなので設定次第で大きく変わってくるのかもしれません。


最後のINTEGRATOR: igiです。
これも同じくigiの設定はデフォルトのままです。






samples:64 (8m57s)
samples:128 (17m41s)
samples:256 (38m32s)

レンダリングも早くすみ、間接光などの表現もいい感じです。
クセのあるノイズも少ないため使いやすそうです。


以上の結果を比較してみると透明な物体のコースティクスや透過光をきれいに出力
したいのであればexphotonmapとdirectlightingの組み合わせが良さそうです。
それ以外の場合では品質と処理時間のバランスがよいigiといったところでしょうか。

公式ドキュメントをみるとexphotonmapとigiはどちらもexperimentalとなっているので
さらなる性能の向上を期待したいところです。