2010年5月3日月曜日

レンダリング用に新マシンを作ってみた

Corei5採用のMacBook Proを普通に店頭で見かけるようになり、在庫や価格も
安定してきたようなので、メインに使っているMacBookを買い替えようかと少し悩む。

が、Snow Leopard導入とSSDへの換装で非常に快調だったり、大抵の作業は
今のMacBookで済んでいることを考えると買い換える程でもないなーとの結論に。
買い替えは来年にすることにして、買い替えのためにしておいたMacBook貯金の
使い道を考えた結果

・最新のLTS版であるUbuntu 10.04がリリースされた
・LuxRenderのv0.7RC2がそろそろ来そう
・blenderを中心とした各種レンダリングがもう少し早くなるとうれしい

ということでblenderやLuxRender向けにCG専用マシンを作ってみた。
OSはUbuntu10.04でいいとして、CPUは物理4コアかつ低消費電力版が安価に入手
可能なAMD PhenomII X4 910eを選択。M/Bはmini-ITXのIPC-AM3DD785Gにしてみる。
グラフィックはチップセット内蔵、HDDはMacBookのSSD換装で余った2.5インチのもの。

もうしばらくすると880G採用のM/Bも出てきそうだったり、そもそもこの時期に
新規にマシンをつくるならX6を選ぶという選択もあるだろうけど

・熱いのは嫌。
・でかいケースは嫌。
・X6ほどの性能はいらない
・各種ベンチマークを見る限り880Gも785Gも大きな性能差はなさそう
・785Gと910eの枯れ具合が良さげ。

というわがままを貫いて小さなmini-ITXのケースに収まって160WのACアダプタで
動いてる無茶なマシンが出来上がりましたとさ。めでたしめでたし。

OSのインストールもディスクを入れてインストーラーに従うまま、特に問題無く終了。
インストール完了後ログインするとプロプライエタリなドライバの使用を問われるので
ドライバを変更して、ついでに日本語環境の追加パッケージのインストールも行って
再起動。あまりに簡単すぎて拍子抜けするw

blenderとLuxRenderはとりあえず公式の配布版をもらってきて展開。

で早速テスト。以前40分かけてレンダリングしたシーンが15分でこの状態。




以前と同じ設定にするのを忘れて、屈折光の分光というかスペクトルが有効になってたり
ノイズ処理を適用し忘れたり、と不利な条件になっていてもこの速さ。
LuxRenderがv0.6からv0.7にバージョンアップしている分も考慮しても比べ物にならない状況。

自分の環境に合わせて最適化したビルドを作れば、さらに10%程は早くなりそうだったり
もちろん既存のマシンとあわせてレンダファームとして使っても良いわけで。
いろいろこの後の展開が楽しみ。


冒頭で触れたLuxRenderのv0.7RC2も、LuxBlendのバージョンストリングがすでにRC2が
用意されていたり、これまでのRC段階でのリリースは大体3~4週間で更新版が公開されて
いることを考えるとこの連休中に来てもおかしくない状況です。

AMD、Intel共に新CPUがリリースされたこともあり、パソコン自作してblenderとか始めようかな
と考えてる方にはこの連休はちょうどいいタイミングかも知れません。

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