LuxRenderの0.7RC1が公開されたようです。
というわけで、早速試してみましたといいたいところですが
Mac向け配布版をインストール後、これまでどおりエクスポータ経由でレンダしようと
すると必要なライブラリが見つからずエラーになる様子。
LuxRender.appを直接起動しようとしてもだめ。
luxconsoleはターミナル内で起動できる。
どうやらQt関連のライブラリがスタティックリンクされていないっぽい。
portsでQtを入れて再度挑戦の予定。
Windows 32bit環境向けはluxrender.exeを起動できたんで大丈夫そう。
あとでblender.jpのニュースに取り上げられるような気もするけど
ざっと更新内容を斜め読みしてみると
v0.6.1からの更新内容
・このバージョンではいくつかの機能に変更があります。
既存のシーンをレンダリングする際にはv0.7RC1対応のエクスポータでもう一度
エクスポートを行いマテリアルの確認を行った方が良いでしょう。
目立った変更内容はこちらのリストを参照してください。
・Qtによる新しいGUI
Windows向け、およびダイナミックリンクのLinux向けバイナリにはまだ新しいGUIは
適用されていません。静的リンク版のluxrenderの実行ファイルに追加のパッケージが
必要なためです。
・QBVHアクセラレータの更新
より処理速度が改善されました。しかし64bit版では依然問題が残っています。
・mitchellフィルタのスーパーサンプルオプションの追加
このオプションはデフォルトで有効になっています。
よりシャープで、かつリンギングアーチファクトの発生が抑制された出力を
得ることができます。
・metropolisサンプラーの大幅な改善
・bidirectionalインテグレータの改善
・pathインテグレータのオプションとしてダイレクトライティングによる
サンプリングが選択可能に
・以前のglossyマテリアルはglossy_lossyマテリアルに名称が変更されました
新しいglossyマテリアルはエネルギー損失が少なくなり、よりよい結果を
得られるようになりました。
・環境光によるライティングは収束性改善のためimportanceサンプリング
オプションが追加されました
・ボリューメトリックオブジェクトは2種類のglassマテリアルを透過する際に
発生する光の吸収と、オブジェクトの体積に関するプロパティーがサポート
されるようになりました
(今後のバージョンアップでさらに詳細なオプションが追加される予定です)
・brickテクスチャの広範囲にわたる拡張
・数値データ形式のテクスチャーのサポート。
PBRT2のスペクトルファイルのような外部ファイルからのスペクトルデータの
読み込みに対応しました
・さまざまな処理速度に関する改善
・多くのバグ修正
ざっくりこんな感じです。
Qtのコンパイルがまだ終わらないのが残念でなりません。orz
Windows版でちょっと触ってみようかな・・・
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