2010年9月16日木曜日

blender2.54でCOLLADAサポートの有効化

COLLADAのサポートを有効にしたビルドを作ろうとしてもいつもエラーになるので
ずっと諦めていたんですが、よく調べたらuser-config.pyで
WITH_BF_COLLADA=True
にするだけじゃダメで、自分でOpenCOLLADAというライブラリをインストールしておく
必要があったらしいorz。

OpenCOLLADAのプロジェクトページはhttp://code.google.com/p/opencollada

で、ソースは
$ svn checkout http://opencollada.googlecode.com/svn/trunk/ opencollada-svn
で入手可能。

ビルドの途中でrubyを使用するみたいなので、あらかじめrubyが入ってるか確認しておくとよさげ。
あとuser-config.pyよく見たらpcreも必要そうだったのでlibpcre3-devのパッケージも追加。
で、ビルドはソースコードのルートディレクトリでsconsにお任せ。
$ cd opencollada-svn
$ scons XMLPARSER=expatnative
一通りビルドが終わるとinstalled-opencolladaというディレクトリの中にCOLLADA関連の
ライブラリが出来上がる。ビルドが成功していても上記のフォルダに移動されていないものが
あったのでその辺は適宜探して、全部まとめて/usr/local/libにコピーしておく。

あとはuser-config.pyを編集するだけ。
160行目くらいにある項目を下記のようにそれぞれ変更していく
WITH_BF_COLLADA=True
BF_COLLADA = '/home/username/src/opencollada-svn'
BF_OPENCOLLADA = '/usr/local/'
BF_OPENCOLLADA_INC = '/home/username/src/opencollada-svn'
/home/username/src/opencollada-svnとか/usr/local/は各自の環境に合わせて設定。

でここまでできたらあとは
$ scons
でいつも通りビルド。

入手したopencolladaのバージョンによってはライブラリのファイルの名称とuser-config.pyに
記載されている名称が若干異なっていて、ビルド中に見つからなかったというエラーが出るかも
しれませんが、その辺はuser-config.pyを修正するなり、リンクを作成するなりして対応。
正しくビルドが完了すれば、メニューのExportにCOLLADA(.dae)という項目が現れるはずです。



アドオンではないのでいちいち有効にする必要もなし。

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