数ヶ月が過ぎblenderも2.53へとバージョンが上がりいろいろと変更がありました。
2.5系でLuxRenderを使用するためのエクスポータの導入に関しても変更があったので
新にblender2.53でLuxRenderを使う方法をまとめてみました。
今回使用したのはblender2.53開発版(rev.31082)とLuxRender v0.7final、エクスポータ
関連はluxblender25、ExporterFrameworkともに現時点で最新の開発版をダウンロード
して使用しました。OSはUbuntu10.04を使用していますが、他のOSでも手順はほぼ同様
のはずです。
というわけで実際の手順を説明していきます。
1. blender2.53を準備する
まずはblender2.53の入手です。
自前でビルドするなり、http://www.graphicall.org/builds/からダウンロードしてきます。
リビジョンはこちらで使用したrev.31082か、よりあたらしいビルドであれば問題ないかと。
もちろん既に条件をみたすビルドを使用しているのであれば、それを使用して構いません。
公式配布の2.53は使用していないので何ともいえませんが、もしかしたら大丈夫かも。
2. luxblend25のダウンロードとインストール
blenderからLuxRenderにシーンを書き出すためのエクスポータがluxblend25です。
http://src.luxrender.net/luxblend25からダウンロードしてきます。
ブラウザで上記URLを開くとページの上の方に"bz2 | zip | gz"と書かれているので都合の
いい圧縮形式を選択してダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを展開した中にある./src/luxrenderのフォルダをまるごとblenderの
スクリプトファイルのインストール先にコピーします。スクリプトのインストールパスを変更して
いなければblender本体の実行ファイルがある場所の2.53/scripts/ioにコピーすればOKです。
3. ExporterFrameworkのダウンロードとインストール
luxblend25の動作には別途配布されているExporterFrameworkが必要です。
ExporterFrameworkはhttp://github.com/doughammond/exporterframeworkで配布されています。
同じくブラウザでページを開き、ページ右上の"Download Source"をクリックすると
圧縮形式をたずねるウインドウが表示されるのでzipかtar、都合のいい方を選びます。
ダウンロードしたファイルを展開すると中に2つのフォルダと1つのファイルが含まれています。
その中で必要になるのはefフォルダだけです。そのフォルダを先ほどのluxblend25と同様に2.53/scripts/ioにコピーすればOK。
このExporterFrameworkの配布元が前回の記事の時から変更になっており、以前の配布元のhttp://ef.beulahelectronics.co.uk/hg/efでは最終更新が2010年5月ですが、今回使用した
新たな配布元サイトでは2010年8月に更新されています。
旧配布元の古いファイルではblender 2.53(rev.31082)ではluxblend25が正しく動作しませんでした。
また公式ドキュメントを確認したところ、luxblend25の導入についてのページには旧配布元の
URLが記載されていたので注意が必要です。まぁそのうち更新されるとは思いますが…。
4. 確認とテスト
以上の作業の結果、スクリプトのインストール先のio以下にefとluxrenderの二つのフォルダが
コピーされていれば準備はOKです。blenderでの設定や使用方法については下記の記事で
紹介していますのでそちらを参考に。
『blender2.5でもLuxRenderが利用可能に。』
『luxblend25でポータルを使う。が、その前にGUIが表示されず。』
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