2012年8月13日月曜日

W530をベンチマークしたりする。 (GPGPU編)


出先でもblender含めて動画編集とかそこそこのことができる環境が欲しい感が
強まってきたのでThinkPad W530をBTOしてみました。

ちなみに現在使用中の自作デスクトップPCはこんな感じ。

・自作機
Windows7 64bit
Core i5-2500K 3.3GHz (TB3.7 4C4T)
※統合GPUはIntel HD Graphics 3000
Z68
PC3-12800 DDR3-1600 SDRAM 4GB*2
ELSA Quadro600(1GB)
2.5inch 7200rpm 500GB HDD

なので出先で自作機の8割くらいのことができたらうれしいなぁと思いつつ
BTOしたW530の構成はこんな感じに。

・ThinkPad W530
Windows7 64bit
Core i7-3720QM 2.60GHz (TB3.6GHz 4C8T)
※統合GPUはIntel HD Graphics 4000
QM77 Express
PC3-12800 DDR3-1600 SDRAM 4GB*2
Quadro K1000M(2GB)
256GB SSD

非RetinaなMBP15インチなども検討しましたがMacは今の環境からあまり変えたくないこともあったり、
ThinkPadも以前と比べだいぶリーズナブルなお値段になってて驚いたりしつつ、構成決めて即注文、
10日ほどで手元に納品されました。

で、先ほどの構成を見比べてみると
・CPUの世代はSandyBridgeとIvyBridge
・高クロックで4TなCPUと相対的に低クロックで8TなCPU
・GPUの世代はFermiとKepler
・ディスクリートGPUでもデスクトップ向けとモバイル向け
などなどの違いがどれほど効いてくるのか、気になるところです。

というわけであれこれベンチマークしてみました。


まずはGPGPU関連ベンチから。モード : 自作機 / W530 の順に記載してます。

1. LuxMark v2.0 (OpenCL GPUs)
Simple : 701 / 2556
Medium : 101 / 130
Complex : 50 / 70

2. Direct Compute & OpenCL benchmark v0.45b
DirectCompute Score : D1258.4 / D1045.7
OpenCL Score : C717.3 / C626.4
CPU Score : M50.7 / M72.1

3. GPGPUベンチマーク v1.0.1
CUDA N-Body ウインドウモード : 118GFLOPS / 76GFLOPS

blenderのCyclesやLuxRenderを利用する上でGPGPU関連の性能は気になるところ。
Quadro600、K1000M、どちらもCUDAコア数96、その他もよく似た仕様なのですが
やはりKepler世代はGPGPU用途にはあまり向いていないようです。

LuxMarkでは一見Quadro600な自作機を大きく引き離しているように見えますが
じつはこの値はHD4000とK1000Mの両方がOpenCLデバイスとして稼働してる状況。
GPU別で測定してみると、SimpleモードでHD4000単体が2100ほどのスコアなのに
対して、K1000M単体では400くらいのスコアになりました。

IvyBridgeになり統合GPUが強化されOpenCLにも対応とは知っていたものの
こうして見てみるとかなり強力になっているのがよくわかります。

長くなったのでOpenGLやDirectX関連のベンチは次で。

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